成長ホルモン治療、始めるか迷っている親御さんへ
「本当に伸びるの?」「注射を毎日なんて続けられる?」「やらなかったら後悔する?」。始める前の迷いを、ひとつずつ整理します。
迷うのは、子どもを大事に思っているから
身長は本人が努力で変えられるものではありません。だからこそ親が悩みます。治療をするかしないか、どちらを選んでも間違いではありません。大事なのは、知らないまま時間が過ぎることを避けることです。
時間には限りがある
成長ホルモン治療が効くのは、骨の成長線(骨端線)が閉じるまでです。思春期が進むと、残りの伸びる期間は短くなります。迷っている間にも時間は進むので、まず検査や相談だけでも早めに受けておくと、選べる道が残ります。
効果は人によって違う
保険の対象になる病気では、治療で伸びがはっきり増えることが知られています。病気ではない低身長でも伸びが増えた報告はありますが、どれだけ伸びるかは個人差があります。半年ごとに伸びを確かめて、続けるかを決める家族が多くいます。
注射は思ったより負担が小さい
注射はペン型で、針はとても細く、寝る前に家で数秒で終わります。最初は親が打ち、慣れると子どもが自分で打てるようになることもあります。始める前にいちばん不安に思われることですが、続けるうちに歯みがきのような習慣になる家族も多いです。
費用と通院で無理をしない
続けられない計画は、始めないのと同じになってしまいます。1年の総額と、通院にかかる時間を先に計算してください。費用は「成長ホルモン治療は1年でいくら?」、通院が難しい場合は「近くに病院がない…」のページにまとめています。
子ども本人の気持ちも聞く
背が低いことを本人がどう感じているか、注射をどう思うか。本人が納得していると、治療は続けやすくなります。年齢に合わせて、治療の目的を話してあげてください。
ほかの基礎知識
最終更新:2026年10月7日